小1の壁お迎え問題はタクシーで解決しました

子育て情報

我が家もいわゆる小1の壁にぶつかりました。
我が家は5人家族で、子どもが3人います。共働きを継続していくうえで、下に2人の保育園児がいる状況では小学生のお迎えの問題が1番の課題となっていました。

我が家ではタクシーを使うことで解決しました

各家庭の状況によって解決方法は異なると思いますがタクシーを選んだ過程やメリットデメリット交えてご紹介します。
名古屋市内の家庭情報になりますが、参考になれば幸いです

我が家の平日の状況(全員が保育園時代)

我が家の平均的な平日の送り迎え状況はこのような感じです。子どもは3人います。

保育園勤務先(残業含む)保育園
パパ8:00発8:10発9:00〜18:3019:30着
ママ8:00発8:10発9:00〜17:1518:15着18:30着

保育園が徒歩5分圏内なので送りは比較的楽ちんです。
パパもママも車通勤NGなので公共交通機関で通勤しています。車は持っておらず、車が必要な時はカーシェアやレンタカーを使います。
保育園は18:30まで預かってもらえます(延長保育で19:00まで可)。
ママの残業がある時はギリギリになってしまいます。

お兄ちゃんが小学生に進学

23年4月にお兄ちゃんが小学生になりました。
その結果、以下のようなタイムスケジュールとなりました

保育園勤務先(残業含む)保育園
パパ8:00発8:10発9:00〜18:3019:30着
ママ8:00発8:10発9:00〜17:1518:15着18:30着
学校(5時間目まで)空白の時間親が家に到着
お兄ちゃん7:50発8:25〜14:3514:35〜18:3018:30

下の2人の妹たちは保育園で変わらずですが、
お兄ちゃんだけ14:35〜18:30までの約4時間空白の時間が生まれます。

ここでいわゆる小1の壁に我が家もぶつかりました。
上記はあくまで平日の通常スケジュールで、他にも下記のような懸念があります。

  • 入学してすぐや長期休み前後にある短縮時間割の日をどうするか
  • 長期休みの日をどうするか

我が家にどんな選択肢があってどう判断して1年乗り切ったのかを解説します

預け先の検討

選択肢1 学童保育

我が家が住んでいる名古屋市の各小学校には、共働きやひとり親家庭の小学生の生活の継続的な保障をするために民間の学童保育所が設置されています。
簡単にいうと保育園の延長のようなイメージとなります。
保育時間が長く、長期休みも親のスケジュールを大きく変えずに預かってもらえます。

学区内の学童保育所の概要

保育時間学校が終わってから19:00まで
土曜日や長期休みなどの学校がない日は
7:45〜19:00
利用料月19,000円+諸経費年間7万円程度

学校から学童までの移動は利用者全員でまとまって移動します。
学年によって時間割が違うため小1のみといった場合は保育員の方が迎えに来てくれたりする場合もあります。

個人的に感じたメリット

  • 学校の予定変動に関わらず(長期休みも)仕事終わりまで預かってもらえる
  • 長期休み中のお弁当は各家庭判断でOK。作って持たせてもいいし、実費を払えば近所でお弁当を買ってくれるサービスあり
  • 固定されたメンバーで上級生との交流もあり社会性が育まれる
  • 学童施設周辺の地域住民の理解が得られているため、車を使った送迎もOK

個人的に感じたデメリット

  • 保護者による運営が基本になっているため、定例会議やバザーなどのイベントへの参加が必須(名古屋市の場合)
  • 長期休みだけの保育といったスポットの利用はできない
  • 年間予算が決まっている兼ね合いで年度途中で辞めても諸経費は払わないといけない。月額利用料は相談
  • 大人のお迎えが必須(子ども1人で帰るのはNG)
  • 我が家の状況では保育園から遠く(大人の足で15分程度)、下の子を連れてのお迎えをしようとすると車が必須

メリット、デメリットありますが、個人的には下の子2人がまだ保育園でお迎えにまだまだカロリーがかかる上に、学童が保育園から遠いということが物理的な壁として存在していました。

選択肢2 トワイライトスクールを利用する

我が家が住んでいる名古屋市の各小学校には、放課後の遊び場として小学校を一部開放するトワイライトスクールという制度があります。
学校の一部開放という制度ですが、地域協力員というスタッフの方が子どもたちを見てくれます。

トワイライトスクールの概要

預かり時間学校が終わってから18:00まで
土曜日や長期休みなどの学校がない日は
9:00〜18:00
利用料無料+保険料年間400円程度

放課後にそのまま学校で過ごすため、安全性は一番高いです。

個人的に感じたメリット

  • ほとんど無料で預かってもらえるので金銭的な負担がないに等しい
  • 習い事がない日だけ、長期休みだけなどといった柔軟な預け方ができる

個人的に感じたデメリット

  • 預かってもらえる時間帯が絶妙に不足している
  • 給食がない日のお弁当は用意しないといけない
  • お迎えは親が迎えに行かないといけない
  • 車を使ったお迎えは不可
  • 放課後の延長なので、メンバーは固定ではない

メリット、デメリットありますが、金銭的な負担が少ないことは魅力的でした。
しかし個人的には預かり時間が短いことが物理的な壁として存在していました。
パパママそれぞれの会社と相談して勤務体系を変更する必要がありました。
勤務体系を変更して給与面が下がったりキャリア形成に不利になることを考えるとトワイライトは選択肢から外れました。

選択肢3 習い事をたくさん入れる

もう一つの選択して習い事たくさん入れて、お兄ちゃんの空白時間をなるべく埋めて、空いた時間はトワイライトを利用するということも考えました。

私の学区では小学校から直接送迎をしてくれる習い事はなく、自分で習い事先に行ったり、集合場所に集まる必要がありました。
小学校低学年ではハードルが高く、通えば通うほど金銭的な負担もおおきくなるため、選択肢からは早い段階で外れました。

学童の送迎問題

保育時間も長く、お弁当などの日常の負担も少なかったので、我が家は学童に預けることを決めました。
しかし問題となるのがお迎えの問題でした。
お迎えの導線が1番の問題で、最寄駅からの距離が保育園→自宅→学童という順番になります。
ママが1番遠い学童から迎えにいくと保育園のお迎えは間に合いません。
パパが残業を切り上げてどちらかを迎えにいく方法もありますが、出張なども考えると毎日の安定運用には不向きです。

そこで3つの選択肢が出てきました。

  • 車を買う
  • お迎えさんを募集(ボランティア・民間企業)
  • タクシー

選択肢車を買う

車を使えば保育園に迎えに行った後に学童へ行けばお迎え時間は間に合います。
問題は費用面です。車を持っていないので車を買わないといけないことと、駐車場をマンションと最寄駅か会社近く両方に借りる必要があります。
ざっと見積もったところ学童利用料に加えて毎月5万円以上の出費となります。車を使わないライフスタイルを構築していたのであまり現実的ではありませんでした。

選択肢2 お迎えさんを募集

名古屋市にはのびのび子育てサポート事業として子育てをお手伝いをしてくれる地域の方を募集できる制度があります。
初期登録費用1,000円と1時間あたりの利用料800円〜1,000円で利用することができます。
費用面では月に20日利用したとして2万円程度の負担で済みます。
あくまでボランティアベースのためうまくマッチングするかどうか、天候が悪い時の対応など、安定的な運用に懸念事項が多く、選択肢から外れました。

お迎えさん募集のもう一つの選択肢として民間のベビーシッター会社にお願いするということも検討をしました。
1回の送迎で3,500円程度で利用でき会社の福利厚生の割引券を使って毎回2,200円割引企業主導型ベビーシッター利用者支援事業)で利用できることがわかりました。
こちらも負担が月2万円程度で済み、企業として子供の送迎をしてもらえるので安定性も高いと判断し、確度高く検討していました。
しかしながらマッチングができず、残念ながら選択肢から外れました。

※ちなみにベビーシッターはお勤めの会社が福利厚生の一環で上記支援事業に参画していれば割安で利用できますのでうまくマッチングできればおすすめです。
送迎ではうまくマッチングしませんでしたが子どもの面倒を見てもらうのに利用させてもらったことがあるので、また別の機会にブログに書きたいと思います。

選択肢3 タクシー

最後に見つけたのがタクシーという選択肢でした。
タクシー=贅沢という頭があったので選択肢に出てこなかったのですが、実は学区内の短距離移動なので比較的リーズナブルということがわかりました。
毎回違う運転手の方にはなりますが、企業として対応してくれるので安定性は抜群
学童の方には○時○分ごろにタクシーで迎えが来ますと伝えておけば対応してくれるということで、この選択肢を採用しました。

我が家ではつばめタクシーを利用しています。つばめタクシーはキッズフレンドリーなタクシー会社さんでキッズタクシーサービスという割引サービスもあります。

利用可能時間24時間可能
定期予約することで毎回指定した時間に来てくれる
変更がある場合は前日に連絡をすれば変更可能
急を要する場合でも2時間ほど前であれば変更可能
タクシー代金迎車料金200円+所定運賃
子どもだけの利用の場合は児童割引で10%割引

我が家から学童までは800mぐらいでしたので、初乗り運賃圏内(1.1km)になります。
プラス時間加算で1.2段階加算されるイメージになります。
下記が我が家の平均的な1日のタクシーのレシートとなります。
学童は基本的に学区内にあると思いますので、ほとんどのご家庭でこれぐらいの費用負担になると思います。

実際のレシート

タクシー送迎のメリット・デメリット

約1年利用してきてメリットは大きいですがデメリットももちろんあります
デメリットが許容できればどのご家庭でも選択肢の一つになり得ると思います。

メリット

  • 月20回利用しても約1.5万円と比較的リーズナブル
  • 定時に安定して迎えにきてくれる
  • 車なので雨天荒天心配しなくて良い
  • 下の子が進学しても車は1台なので同じ料金で利用できる
  • 変更連絡をすれば柔軟な利用も可能

基本は前日連絡になりますが、当日のパパママの仕事がスムーズに終わって自分たちで迎えに行ける場合は最悪2時間ぐらい前にキャンセルの電話でもキャンセルできます。
基本はお迎えをお願いしますが、お迎えに行ける時はなるべく自分たちでいくことで節約することもできます。

デメリット

  • 子どもが支払いをしないといけない
  • まれに定時から遅れることがある
  • 運転手さんによってサービスの質にムラがある

支払いについて

支払いに関しては、親御さんにとって馴染みのある電子マネーが第一候補になります。
電子マネーに事前にチャージしておくなどお金を持たせることになるためリスクがあります。
子どもと電子マネーの管理の仕方などしっかり話しておきましょう。
お金の管理の心配がないタクシーチケットという選択肢もあります。別記事で解説していますのでこちらをご覧ください。リンク

注意事項

また忘年会シーズンや急な天候変化などでタクシーが繁華街に出払ってしまって、まれにタクシーの迎車が遅れる場合があります
遅れそうな時はタクシー会社から連絡が入りますが、リスクとしてご承知おきください。

運転手のサービスには多少のバラつきがありますが、中には学童の中まで迎えに来てくれるドライバーもいますし、そうでない場合もあります
家の前の停車も安全な場所に停めるのか、とにかく停めやすいところに停めるのかなど運転手さんによってさまざまです。上記の部分で懸念がある場合は大きなデメリットになると思います。

またデメリットではないですが、定期で予約をしますので、子どもが病欠するなど、学校を休む場合はキャンセルを忘れないようにしましょう
忘れて迎車をしてしまうと運転手さんにご迷惑がかかります。タクシー会社さんが「子どもの送迎案件はマナーが悪いからやめよう」と判断してしまう可能性も出てきてしまいます。

申し込みの仕方

できればメールやFAXなど書面での申し込みをおすすめします。
我が家で利用しているつばめタクシーさんは基本的にはどちらも用意していないとのことでしたので口頭での申し込みになりました。
下記にタクシー会社さんに伝える内容をまとめたので参考にしてください。

  • 迎えにいく場所の住所、名前
  • 送る場所の住所(自宅)
  • いつから利用するか
  • 定期迎車の時刻とパターン(土日祝は迎えなしなど)
  • 子どもの名前と年齢
  • 支払い方法(現金、電子マネーなど)
  • 緊急連絡先

タクシーの乗り方、支払いの仕方など練習が必要だと思いますので、1、2度は親がいる状況での実地練習をおすすめします。
運転手さんも子どもだけで乗ると事前情報を共有されているので優しく対応してくださいますし、慣れれば心配はいらないと思います。

まとめ

保育園と違って小学校は共働きを前提にした仕組みになっていないため、各家庭での工夫が必要になります。一つのアイディアとして我が家の事例を記事にさせていただきました。
参考にしていただけたら嬉しいです。

利用者が増えてタクシー会社さんの請求書払いができるようになったり、サブスクサービスとして定例化されたり、公的なサポートが生まれたりしたらいいなと個人的に思っています。

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